近年、ネットショップアプリを活用して個人でショップを運営する人も多く見られます。
例えば、手作りの雑貨や小物を販売したり、選りすぐりのこだわりのアイテムを販売したりする人も少なくありません。
本記事ではネットアプリの概要を解説した上で、ネットショップアプリについて活用するメリットや選ぶ際の注意点、おすすめのネットショップアプリなどについて解説していきます。
また、本記事の最後にはおすすめのネットショップアプリを紹介していきます。
目次
1.ネットショップアプリとは
ネットショップアプリとはスマートフォンのアプリからネットショップの開業や運営を行えるもののことです。
アプリを活用することで商品の出品や集客などを容易に行えます。
ネットショップアプリと一括りにしても、アプリによって機能はさまざまで、例えば人気アプリの一つSTORESは、レジアプリからネットショップの未発送の注文を確認できます。
また、MakeShopはデザイン編集を柔軟に行える他、搭載機能も充実しています。
このようにアプリによって機能が大きく変わるため、自分に合ったものを選択することが重要です。
ネットショップアプリとフリマアプリの違い
ネットショップアプリと似たものとしてフリマアプリがあります。
ネットショップアプリもフリマアプリもスマートフォンのアプリを使って商品の売買を行うため、両者は混同されがちですが異なるものです。
サービスの提供を行うことです。
ネットショップアプリだけで店舗経営を行う経営者や、実店舗に加えてネットショップアプリでも店舗経営を行っている経営者もいます。
ネットショップアプリを活用して商品を販売している人の中には、本業としている人や主な収入源としている人も多くいます。
一方、フリマアプリとはその名称のとおりフリーマーケットのように商品を売買できるアプリです。
販売者は自分が不要になったものをその都度販売しているケースが多く、本業でないことがほとんどでしょう。
購入者にとっては他人の手に一度渡ったものであるものの、定価で購入するよりも低価格で購入できるといったメリットがあります。
つまり、ネットショップアプリはインターネット上の通信販売を提供するアプリで、フリマアプリはフリーマーケットのような売買ができるアプリといえます。
2.ネットショップアプリを活用する3つのメリット
ネットショップアプリの利用を検討している方の中には、どのようなメリットが得られるのか具体的に知りたい方も多いでしょう。
ネットショップアプリを活用するメリットとして以下の3つが挙げられます。
- 業務の効率化を実現できる
- 集客と売上をアップできる
- インターネット上にいる人たちすべてがお客様になる
それぞれについて詳しく解説していきます。
業務の効率化を実現できる
ネットショップアプリを活用することで商品の販売や集客の負担が大きく軽減され、効率よく商品を販売できます。
また、パソコンがなくてもアプリ上で在庫や注文状況を確認できるため、スマホ一つあれば場所を問わず状況を確認できます。
そのため外出中やスキマ時間にも、商品の状況やお問い合わせ内容などを負担なく確認できるでしょう。
また、ネットショップでは顧客に対してのスピーディーな対応が重要です。
顔の見える対面販売とは異なり、やりとりはネット上で完結するため、顧客によっては返信や発送が遅れると不安を抱きます。
アプリで逐一管理できれば業務を効率的に進められるため、顧客への迅速な対応も実現できるでしょう。
集客と売上をアップできる
ネットショップアプリを活用することで、集客や売上アップが見込めます。
SNSのアカウントと連携可能なアプリや顧客管理をアプリ内で行えるアプリもあります。
搭載されている機能をうまく活用することでマーケティングを容易に行える他、集客率を高めることもできます。
また、アプリの特質を活かしてSNSと連携を行い、商品の情報やセール情報などを発信することでより多くの顧客を集められます。
インターネット上にいる人たちすべてがお客様になる
実店舗の場合、店舗が所在するエリア近辺に住む人やそのエリアを訪れた人が主な顧客になります。
そのため、ターゲット層が限られるような商品を扱っているお店などは集客に苦労することもあるでしょう。
一方、ネットショップはインターネット上にいる人たちすべてがお客様です。
マイナーな分野の商品を扱っていたとしても、集客方法やマーケティング方法によっては多くのファンを獲得でき、継続的に売上を見込める可能性も高いです。
3.ネットショップアプリを選ぶ際の注意点
ネットショップアプリには多くの種類があります。
そのため、ネットショップアプリを選ぶ際はショップの運営方針や予算などを踏まえて検討できます。
ネットショップアプリを選ぶ際の注意点として以下の5つが挙げられます。
- 運用にかかるコスト
- ユーザーインターフェースが考慮されているか
- 集客しやすいか
- 柔軟にカスタマイズできるか
- サポート体制は充実しているか
それぞれについて詳しく解説していきます。
運用にかかるコスト
ネットショップアプリには無料のサービスと有料のサービスがあります。
無料のサービスは運用コストを気にせずに利用できるものの、一部の機能に制限が設けられていたり、利用できる機能が少なかったりといったデメリットもあります。
一方、有料のサービスは初期費用や月々の運用コストなどがかかるものの、豊富な機能を利用できたり、カスタマイズに優れていたりといったメリットがあります。
自分好みのお店をオープンしたい方や各種機能を活用して集客につなげたい人は有料サービスを検討してみてもよいでしょう。
ユーザーインターフェースが考慮されているか
ネットショップアプリを活用することで商品の販売が一般的に容易になりますが、アプリを使いこなせなかった場合にはその効果を実感することはできないでしょう。
ネットショップアプリを選ぶ際は使いやすさも重視し、ストレスなく利用できるものを選んでください。
アプリを選ぶ上で使い勝手のよさを重視したい方は画面構成、アプリの動作速度、サポート体制に着目してみてください。
また、アプリによっては直感操作で利用できるものもあります。
集客しやすいか
ほとんどの場合、ネットショップの開店と同時にお客様が訪れるわけではありません。
実店舗ですでに顧客がいる場合やインフルエンサーなど知名度のある人が開店した場合を除いては、ゼロから集客を行うのが一般的です。
ネットショップにおける集客は検索エンジンやSNSを利用することが多いため、集客のしやすさにも着目してASPカートを選んでみてください。
柔軟にカスタマイズできるか
ネットショップの運営を検討している方の中には、自分が思い描く世界観や商品の雰囲気に合ったデザインのお店にしたいと考えている方も多いでしょう。
ネットショップのデザインは売上にも大きく関わるため、お店のイメージやターゲット層の好みを反映したデザインにする必要があります。
カスタマイズを行う場合はオープンソースやフルスクラッチ開発がほとんどですが、ASPカートでも柔軟なカスタマイズが可能になりつつあります。
カスタマイズが可能な範囲もアプリによって異なるため、事前によく確認しておきましょう。
サポート体制は充実しているか
ネットショップの開業が初めての人やネットショップの開業に不安がある人はサポート体制を重視してアプリを選択してみてください。
商品の登録方法や発送の流れなどが分からない場合は、サポートセンターに問い合わせることになります。
サポートセンターの対応時間や問い合わせ方法などを確認し、活動時間や希望する問い合わせ方法に合ったアプリを選ぶことも重要です。
4.おすすめのネットショップアプリ
ネットショップアプリには多くの種類があるため、どれがよいのか迷われている方も少なくないはずです。
おすすめのネットショップアプリとして以下の7つが挙げられます。
- STORES
- Shopify
- minne
- BASE
- MakeShop
- Square
- カラーミーショップ
それぞれについて詳しく解説していきます。
STORES
引用:STORES
STORESはASPカートの中でも知名度が高く、多くのユーザーが利用しています。
無料でネットショップを開業できることからもお店を手軽に開けます。
特徴
- 90万以上のショップオーナーが利用している
- デザインテンプレートが充実しているため自分好みのお店を簡単に作れる
- 決済方法はクレジットカードや銀行振込、コンビニ払い、キャリア決済などさまざま
Shopify
引用:Shopify
Shopifyは国内だけでなく、世界中で利用されています。
洋服や雑貨などはもちろん、写真や画像、動画といったデジタルコンテンツも販売可能です。
特徴
- 世界170万店舗以上で利用されているネットショップアプリ
- Google検索や楽天市場などと連携できるため集客を見込みやすい
- 14日間の無料お試し期間がある
minne
引用:minne
GMOグループが提供しているサービスです。
月額料と初期費用がともに無料であるため、お店を無駄なく運営できます。
食べ物や手作り作品などの販売に利用しているユーザーが多い傾向にあります。
特徴
- 若い世代の利用が多い
- 機能が充実しており送り状の自動印刷機能も搭載されている
- 販売手数料は10%と低価格
BASE
引用:BASE
BASEはネットショップアプリの中でも認知度が高く、多くのユーザーが利用しています。
初期費用と月額料金はともに無料で、販売手数料は3%+40円です。
テンプレートが充実しているため自分好みのお店を作成できます。
特徴
- テンプレートは無料タイプは11種、有料タイプは50種以上
- 支払い方法はクレジットカードやコンビニ、キャリア決済、Paypal、Amazon Payなどさまざま
- InstagramやLINEとも連携できる
MakeShop
引用:MakeShop
MakeShopは業界最安値の決済手数料(3.14%)です。
機能が651種類と充実している他、デザインも豊富であるため、ブランド構築をしやすいサービスと言えます。
特徴
- Yahoo!やAmazonなどのECモールを一元管理できる
- Instagramと連携できる
- GMO提供の後払い決済にも対応している
Square
引用:Square
0円で誰もが簡単にお店を開くことができます。
また、売上は最短翌営業日に振り込まれるため資金繰りも安心です。
飲食店や小売店、サービス業などといった各種業種に対応したネットショップを簡単に作成できます。
特徴
- ネットショップの売上は金額にかかわらず最短で翌営業日に入金される
- 無料のプランならかかる費用は決済手数料のみ
- 登録は約1分で完了する
カラーミーショップ
引用:カラーミーショップ
無料で本格的なネットショップを作成できます。
ネットショップを運営するにあたって利用したい機能がしっかりと搭載されている他、カスタマイズ性にも優れています。
特徴
- 基本テンプレートは80種類以上
- 海外やtoB向けの販売にも対応できる
- 30日間の無料お試し期間がある
5.ネットショップアプリを活用してお店をオープンしよう
ショップの開店はさまざまな知識が必要である他、コストもかかるものでしたが、ネットショップアプリの登場によってショップを開くことのハードルが下がりました。
ネットショップアプリを利用すれば、自分好みのお店を簡単に開くことができます。
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