「クラウドECに興味があるんだけど、どのようなものなんだろう」
「ASP型とかパッケージ型と違いってあるの?」
このように悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか
クライドECとは、自社サーバーを必要とせず、クラウド上でECサイトを構築するシステムです。
ASP型よりもカスタマイズ性が高く、パッケージシステムよりも更新時のコストが低いとされています。
今回はそんなクラウドECの特徴、導入するメリット・デメリット、おすすめのベンダーについて紹介します。
これからクラウドECの導入を考えている企業の担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1.クラウドECとは?
クラウドECは、クラウド上のECプラットフォームでECサイトを構築するサービスを指します。
自社サーバーにプラットフォームをインストールする必要がなく、クラウド上で直接利用できるのが強みです。
自社サーバーなどのインフラを準備する必要がないうえに、クラウド上で接続されていることから各種システムのアップデートも自動で行われます。
柔軟なカスタマイズ性と導入のハードルの低さから、業界でも多くの企業が導入し始めているのです。
1. ASP型との違い
ASP型は、クラウドECと同様にベンダーが提供するECプラットフォームです。
ASP型のECサイトは初期費用、月額費用ともに安く、大幅にコストを抑えられます。
一方でカスタマイズ性は低く、自社ならではのECサイトにするのが難しいのがデメリットです。
柔軟なカスタマイズ性が特徴的なクラウドECとの最大の違いといえるでしょう。
2. パッケージ型との違い
ECパッケージとはECサイト運営に必要な機能が網羅的に詰め込まれ、パッケージング化されたサービスを指します。
ECパッケージはソフトを提供している会社からサポートを受けられることが多く、他のシステムと連携しやすいのも強みです。
ただし、数年でシステムが陳腐化してしまい、大規模アップデートをする必要が出てくる場合もあります。
クラウドECではクラウド上で手軽にアップデートできるので、更新時に大きな負担がかかりません。
また、クラウドで管理しているクラウドECの方が、セキュリティ性が高い傾向にもあるのも違いといえるでしょう。
2.クラウドECを導入するメリット
クラウドECを導入するメリットは以下の3つです。
- 自社インフラが不要
- サーバーダウンのリスクを防げる
- システム連携やカスタマイズがしやすい
それぞれのメリットについて確認して、クラウドECへの理解度を高めましょう。
1. 自社インフラが不要
クラウドECでECサイトを構築する場合、使用するデータやシステムはクラウドに保存されます。
自社でサーバーなどのインフラを用意する必要がないので、初期導入費を大幅に削減することが可能です。
サーバーの保守、セキュリティー担当にリソースを割く必要がないため、社内のリソース不足のカバーにもつながります。
自社サーバーの用意や、人員の確保にハードルを感じているのであればクラウドECを活用してECサイトを構築してみると良いでしょう。
2. サーバーダウンのリスクを防げる
クラウドECでは、事前にサーバーの増減を設定することが可能です。
自社キャンペーンでアクセス数が増えることが予想される場合は、事前にインフラ環境を拡張して対策できます。
アクセス急増によるサーバーダウンが発生してしまうと、新規集客を取りこぼしてしまうこともあるでしょう。
機会損失を少しでも防ぎたいのであれば、クラウドECでのサイト構築がおすすめです。
3. システム連携やカスタマイズがしやすい
クラウドECではプラットフォームの共通領域と、会社別のカスタマイズ領域をわけて用意しています。
システムのカスタマイズ性が高いのはもちろん、外部システムとの連携にも対応しているのが強みです。
カスタマイズ性が高い構築方法であるフルスクラッチ型には及びませんが、近年ではさらにカスタマイズの柔軟性が高まってきています。
コストを抑えつつ、サイトのオリジナリティも担保したいという企業には、クラウドECでのサイト構築がおすすめです。
3.クラウドECを導入するデメリット
クラウドECのデメリットとして、費用が高い傾向にあることが挙げられます。
初期費用で月額500万円~、月額費用で月10万円~かかることが一般的です。
最もコストを抑えられる構築方法である、ASP型の約10倍以上の費用が掛かるのが難点といえるでしょう。
また、クラウドECはソースコードを開示していないことが多く、自社で保守管理をしたい企業には向いていません。
このようにデメリットもいくつか存在するので、メリットと照らし合わせて導入を検討しましょう。
4.おすすめのクラウドEC4選
おすすめのECクラウドとして、以下の4つをピックアップしました。
- Lea
- MakeShopエンタープライズ
- Ebisumart
- メルカート
それぞれのサービスにおける特徴や費用を見比べていきましょう。
1. Lea
運営会社 | 株式会社INFLU |
費用 | 要問合せ |
主な特徴 | LINE上で簡単にECサイトを作れる 細かなメッセージ配信とステップ配信に対応 デモアカウントから試せる |
Leaは、LINE上にECサイトを簡単に構築できるサービスです。
細かなメッセージ配信とステップ配信が実現できるため、より効率の良い集客が行えるでしょう。
店頭受取や店頭決済にも対応していることから、実店舗がある場合にも便利です。
デモアカウントで使用感を試せるので、以下のリンクからぜひチェックしてみてください。
2. MakeShopエンタープライズ
運営会社 | GMOメイクショップ株式会社 |
費用 | 初期費用:110,000円~ 月額費用:55,000円~ |
主な特徴 | 豊富なカスタマイズ機能がある 毎月無償アップグレードが受けられる サポート・マーケティングが用意されている |
MakeShopエンタープライズは、豊富なカスタマイズ機能を備えたクラウドECサービスです。
代理注文システム、注文一括登録オプションなど自社に必要な機能をプラスできます。
また、毎月無償アップグレードが行われているため、更新の手続きが省けるのも強みです。
サポートやマーケティング支援も実施しているので、初めてECサイト運営を行う場合でも問題ありません。
3. Ebisumart
引用:ebisumart
運営会社 | 株式会社インターファクトリー |
費用 | 初期構築費用:300万円〜 |
主な特徴 | テンプレートの利用ですぐに運営を開始できる 管理画面が直感的で使いやすい 充実したサポートがある |
ebisumartは、中小~大企業など規模を問わずさまざまな企業に導入されているクラウドECです。
EC事業の発展をワンストップでサポートできるのが強みで、サービスの提供だけではなく専任サポートやワークショップも実施してくれます。
売上アップのためのアドバイスも手厚く行ってくれるのがうれしいポイントです。
システム自体も使いやすいため、初めてECサイトを運営する際にも向いています。
4. メルカート
引用:メルカート
運営会社 | 株式会社エートゥジェイ |
費用 | 初期費用:19万円~ 月額費用:5万円~ |
主な特徴 | 販売促進機能が充実している 手厚いCRM機能も完備 外部ツールや広告との連携も可能 |
メルカートは販売促進機能が充実しているクラウドECで、セット・合わせ買い対応や自動レコメンドなどさまざまな機能を搭載しています。
クーポン発行や会員ランク制度などもあるため、より確実な売上アップが期待できるでしょう。
また、CRM機能も搭載されており、顧客の行動パターンに応じた施策を実施してくれます。
売上アップを実現したいという場合は、メルカートの導入を検討してみましょう。
5.クラウドECを選ぶ際のポイント
クラウドECを選ぶ際は、以下のポイントに着目しましょう。
- カスタマイズ性の幅
- セキュリティ対策の詳細
- 導入期間
- サポートの有無
それぞれのポイントについて解説していきます。
1. カスタマイズ性の幅
ECサイトの構築においてオリジナリティを重視しているのであれば、カスタマイズ性の幅は必ず確認しておきましょう。
オムニチャネルに対応できたり、基幹システムと連携できたりとベンダーごとによって実現可能な内容が異なります。
気になるベンダーがあれば、どの部分のカスタマイズまで対応しているのか確認した上で導入を検討しましょう。
2. セキュリティ対策の詳細
クラウドECでは、基本的にベンダー側がセキュリティ対策を行ってくれます。
導入を検討する際は、実際にどのようなセキュリティ対策を実施してくれるのか確認しましょう。
定期的な脆弱性検査、クレジットカードの非通過対応など対策が1つでも多いと安心です。
近年ではサイバー攻撃などの被害も増えているので、セキュリティ性に関してもしっかりと確認したうえでシステムを導入しましょう。
3. 導入期間
クラウドECは自社サーバーなどを必要としないことから、約3か月程度で導入が可能です。
0からサイト構築をするフルスクラッチ型よりも圧倒的に早く導入できます。
ただし、企業によってはさらに早く導入したいという場合もあるでしょう。
ベンダーによってはさらに早い導入が可能な場合もあるので、導入期間についても確認しておくのがおすすめです。
4. サポートの有無
初めてECサイトを運営するのであれば、サポートの有無は必ず確認しましょう。
導入方法はもちろん、マーケティングやデザインなどについてもサポートしてくれるベンダーの方が心強いです。
電話やチャットでのサポートはもちろん、説明会やコンサルティングを実施してくれるベンダーもあります。
それぞれのベンダーのサポート体制まで確認したうえで、検討すると良いでしょう。
6.クラウドECを導入する際は他のタイプとの違いを理解してから検討しましょう!
クラウドECは導入ハードルが低く、カスタマイズ性も高いサービスです。
セキュリティ性も高いことから、安心して利用し続けられます。
ベンダーごとに強みが異なるので、違いを理解した上で導入を検討しましょう。
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